大阪市平野区 耳鼻咽喉科 小児耳鼻咽喉科 アレルギー科:アレルギー性鼻炎・中耳炎・副鼻腔炎【やまだ耳鼻咽喉科】

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やまだ耳鼻咽喉科院長 山田 浩二
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子どもの感染症
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インフルエンザ
インフルエンザ

毎年冬(12〜2月頃)に流行します。インフルエンザウイルスにはA型(A型、H1N1:2009年に流行した新型)、B型があります。

感染経路

飛沫感染や接触感染で感染します。

潜伏期間

1〜3日間

症状は?

ノドの痛み、鼻水、くしゃみ、咳、頭痛など、普通の風邪と同じような症状がみられますが、インフルエンザの場合は、高熱、倦怠感、全身の関節や筋肉の痛みといった全身症状が強いのが特徴的です。特に、発熱はほぼ全例にみられ、多くの場合38℃以上の高熱ですが、微熱程度のこともあります。合併症には脳炎、気管支炎、肺炎などがあります。

診断は?

症状からインフルエンザが疑われた場合、迅速検査キットで診断します。迅速検査キットは診断に非常に有用ですが、その結果は100%ではありませんので、病状や流行状況なども踏まえて総合的に判断することが必要です。

治療法は?

発症後48時間以内であれば、ウィルスの増殖を抑える「抗インフルエンザ薬」が有効です。発熱期間が短縮され、ウィルスの排泄量も減少します。

イナビル(吸入薬):
10歳未満は1容器(2吸入)、
10歳以上は2容器(4吸入)
1回で治療終了。小児では吸入が難しいことも。

タミフル(内服薬):
異常行動の報告もあり、10代では使用しない。

注意点は?

タミフル内服の有無にかかわらず、小児では異常行動(転落事故等)の報告がありますので、未成年の場合は、発症後48時間は一人にしないようにしてください。
解熱後もウィルスの排泄は続きます。周りの人に迷惑をかけないよう注意してください。
ワクチンを接種していても発症することはありますのでご注意ください。
高熱や倦怠感など全身症状が激しい時以外は、入浴は問題ありません。

出席停止期間

発症後5日間(発症日は含めません)を経過し、かつ、解熱後2日(幼児では3日)経過するまで」とされています。

RSウィルス感染症
インフルエンザ

RSウイルス感染症は珍しい病気ではなく、2歳までにほぼ100%の児が少なくとも1度は感染するとされています。毎年秋〜冬に流行し、何度でも再感染します。

感染経路

飛沫感染や接触感染で感染します。

潜伏期間

2〜8日間

症状は?

発熱、鼻汁、咳などのカゼと同じ症状が数日続きます。

多くは軽症で済みますが、特に3歳未満の乳幼児では重症化することがあり、その場合、高熱が続く、咳がひどくなり、喘鳴(ゼーゼーした呼吸)が出る、呼吸困難になるなどの症状が出現し、気管支炎、肺炎へと進展してしまうことがあるため要注意です。

初感染乳幼児の約7割は軽いカゼ症状のみで数日のうちに軽快しますが、約3割では咳が悪化し、喘鳴、呼吸困難症状などが出現します。低出生体重児、基礎疾患がある場合、免疫不全が存在する場合等には重症化のリスクは高まります。
重篤な合併症として注意すべきものには、無呼吸発作、急性脳症等があります。RSウイルスは生涯にわたって感染を繰り返し、幼児期における再感染での発症はよくみられ、その多くは軽い症状です。一般的に年齢が上がるにつれて症状は軽くなり、年長児以降の重症化はあまり見られません。しかし、将来の喘息発症と関連があるとの報告もあります。

診断は?

症状や経過からRSウィルス感染症の疑われる場合、鼻の奥から鼻汁を採取し、抗原診断迅速キットで診断することは可能です。しかし、通常は、全ての人に検査が必要ではなく、重症化のリスクが高い、乳幼児や基礎疾患がある場合のみ検査を行います。

治療法は?

RSウイルス感染症には特効薬はありませんので、基本的には自分の免疫力で病気が自然に治るのを待つしかありません。治療としては対症療法(症状を和らげる治療)を行いながら回復を待ちます。多くの場合は、重症化することなく治りますが、長期間にわたって鼻水や咳の症状が続くことも特徴です。ワクチンで予防することはできません。

注意点は?

重症化した場合、入院が必要になることがあります。特に呼吸困難、脱水には十分ご注意していただき、こまめな水分補給を心がけてください。
感染拡大を防ぐため、手洗い、うがい、マスクをしましょう。

出席停止期間

発熱、咳の症状が安定し、全身状態が回復するまで

アデノウィルス感染症
インフルエンザ

アデノウィルスは、カゼの原因としてよく見られるウイルスの一種です。流行に季節性はありませんが、比較的夏場に多くみられ、夏カゼの原因として代表的です。小児に多くみられ、家庭内、幼稚園、保育園等で集団発生することもあります。免疫がつきにくく、また、アデノウィルスの中にも多くの種類があるため、繰り返し感染することもあります。

感染経路

飛沫感染や接触感染で感染します。

潜伏期間

5〜7日間

症状は?

代表的な疾患として、咽頭結膜熱(プール熱)があり、主要症状は、高熱(38〜40℃の高熱)、扁桃炎(扁桃が赤く腫れて、白い膿が付着)、結膜炎(眼の充血、目やに)です。他にも胃腸炎(下痢、嘔吐)や膀胱炎を起こすこともあり、重症化すると、気管支炎や肺炎を合併することもあります。

診断は?

症状や経過からアデノウィルス感染症の疑われる場合、ノドの奥から検体を採取し、抗原診断迅速キットで診断することは可能です。

治療法は?

アデノウイルス感染症には特効薬はありませんので、基本的には自分の免疫力で病気が自然に治るのを待つしかありません。治療としては対症療法(症状を和らげる治療)を行いながら回復を待ちます。
ほとんどの場合は、重症化することなく治りますが、治るまでには3〜7日程度の時間が必要です。ワクチンで予防することもできません。

注意点は?

脱水には十分ご注意していただき、こまめな水分補給を心がけてください。
体調が回復するまでは、幼稚園や保育園は休んで、自宅で安静にしてください。
体調が回復したら、登園許可証を発行しますので、受診してください。
感染拡大を防ぐため、手洗い、うがい、マスクをしましょう。

出席停止期間

主要症状消退後2日経過するまで

溶連菌感染症
インフルエンザ

A群β溶血性連鎖球菌という細菌が、のどの粘膜や扁桃に感染して、咽頭炎、扁桃炎を起こす病気です。幼児や学童児に多く、保育園、幼稚園や学校などの集団の中で流行を認めることもあります。

感染経路

飛沫感染や接触感染で感染します。

潜伏期間

2〜5日間

症状は?

発熱、のどの痛み等から発症します。頭痛、倦怠感、食欲不振、腹痛などの訴えが伴うこともあります。カゼに似た症状で始まりますが、溶連菌感染症では、特にのどの痛みを強く訴えることが多く、また発熱も高熱であることが特徴です。咽頭粘膜や扁桃の赤みや腫れが非常に強く、扁桃に白色い膿のようなものが付着していることもよくあります。また、苺舌といって舌の表面がブツブツして鮮やかな赤みをもみうけられます。さらに、首のリンパ節が腫れたり、胸や腹部、腕や太股に細かな赤みを伴う発疹が出現してくることもあります。

診断は?

溶連菌抗原診断迅速キットで診断することは可能です。

治療法は?

溶連菌には、抗生物質がよく効きます。ペニシリン系抗生物質(サワシリン等)を10日間投与するのが一般的ですが、当院では、治療期間を短縮する目的にセフェム系抗生物質(メイアクト)を7日間投与しています。治療効果は全く遜色ありません。お薬を飲み始めたら1〜3日程で症状が良くなることがほとんどですが、治療が不十分であった場合、重症化してしまったり、後々、腎炎やリウマチ熱などの合併症をおこしてしまうことがあるので、症状が楽になっても、お薬は最後まできっちり内服してください。

注意点は?

まれなことですが、症状が良くなっても3週間程度経ってから、急性糸球体腎炎を発症することがあります。顔がむくむ、血尿(茶色い尿)、尿が出ない等の症状が見られた場合は、すぐに受診しましょう。

出席停止期間

治療開始後24時間以上経過し、症状が安定するまで

手足口病、ヘルパンギーナ
インフルエンザ

コクサッキーウィルスやエンテロウィルスの感染によって起こる夏カゼの1種です。春〜夏にかけて流行し、0〜4歳の子供に多く発症します。

感染経路

唾液や便を介した、飛沫感染や接触感染で感染します。

潜伏期間

2〜6日間

症状は?

手足口病:
口の中や手足に水疱性の発疹が特徴的ですが、手足口全てではなく手と足あるいは手と口のみに出る場合もあります。水泡は2〜3oで、主に口の中全体、手のひら、足の裏、足の甲、に見られますが、膝、肘、おしりに出ることもあります。発熱を伴うこともありますが、高熱が続くことは少ないです。乳児では、不機嫌、哺乳低下などで気付かれることもあります。

ヘルパンギーナ:
突然の高熱で発症します。発熱は2〜4日続きます。ノドの奥を見ると、口蓋(のどちんこの少し上の辺り)に小さい水泡が数個出現し、水疱が破れると口内炎のようになり、強いノドの痛みが現れ食事が摂りにくくなります。乳児では、不機嫌、哺乳低下などで気付かれることもあります。

診断は?

症状とノドの所見から診断できます。特に検査は行いません。

治療法は?

手足口病やヘルパンギーナには特効薬はありませんので、基本的には自分の免疫力で病気が自然に治るのを待つしかありません。治療としては対症療法(症状を和らげる治療)を行いながら回復を待ちます。ほとんどの場合は重症化することなく治りますが、治るまでには数日必要です。ワクチンで予防することもできません。

注意点は?

脱水には十分ご注意していただき、こまめな水分補給を心がけてください。
体調が回復するまでは、幼稚園や保育園は休んで、自宅で安静にしてください。
感染拡大を防ぐため、手洗い、うがい、マスクをしましょう。

出席停止期間

手足口病やヘルパンギーナになると病状が回復した後も、便中へのウィルスの排泄は1〜2ヶ月続きますので、感染拡大を防ぐためには2ヶ月程度の出席停止が必要ということになってしまいます。しかし、そのほとんどが重症化せずに治ることや不顕性感染(症状は出ていないが、ウィルスに感染してウィルスを排泄している状態)も少なくないことから、発症した児童だけを2ヶ月も休ませることは現実的ではなく意味がないとされています。

学校保健法では、「休校・休園による感染拡大防止効果が認められないが、個人の療養効果を重視して出席停止措置を考慮すべき疾患」とされています。わかりやすく言うと「体調が良ければ出席停止にはなりませんが、体調が回復するまでは自宅でゆっくり休んでね。」ということで、通常のカゼと同じ扱いで問題なく、出席可能かどうかは本人の体調次第です。出席停止とはならないので、基本的には出席許可も必要ありません。

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